NPOふうどとは

 1996年、小川町やその近隣に住む住民有志が「小川町自然エネルギー研究会」を作りました。太陽の光や風、水。自然エネルギーという地域の資源を自分 たちの日々の暮らしに取り入れて行こう、その技術を自分たちで作っていこう。皆の熱意が「自然エネルギー学校」という玉手箱を作りました。多くの人がこの 学校に集い、その種を持ち帰り、全国各地に自然エネルギー学校の芽が伸びてきました。

2002年7月、特定非営利活動法人「小川町風土活用センター」(NPOふうど)が発足し、それまでの活動を引き継ぐと共に、個々の暮らしだけでなく地域社会に対しても積極的に働きかけをしてゆくことになりました。

「風」とは大気、気象。「土」とは地形、地質。この両者が接するところに風とも土とも異なるもう一つの個性である風土が生まれます。風土とはその自然と地 域社会が織り成す文化そのものなのです。では私たちは風土から何を読み取り何を活かしていけるのでしょうか。それを公正に利用するためにはどのような社会 的な仕組みが必要なのでしょうか。
この答えを求めることはとても難しいことですが、豊かな21世紀を切り開く鍵になります。

NPOふうどは風土を活用した人作り・町作り・くらし作りを通して、この課題にチャレンジしてゆきます。

 

2002年7月 NPOふうど代表 桑原 衛